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お口直し用ギャグです。
なのは→フェイト←はやて
それとほんのちょっとアリすず。

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今日は久しぶりに学校も、仕事もお休み。

と、いうことで、私達仲良し五人組は、遊園地に来ております。

そして、いきなりですが…


「ぐぁぁあ゛あ゛あ゛!!」

「「ぎゃー!!」」

「うわぁああああ!!!」

お化け屋敷に入っています。


事の始まりはというと、午前中も遊びきって、昼食を取った後のこと。

「次はどこに行く?」

すずかがにっこりと提案してくる。

「そうねぇ…食べた直後だから…激しいのは避けたいわね…」

アリサがジュースを飲みながら、広げられたマップを見る。

「せやなぁ…これはどうやろ?」

「いや、コーヒーカップは…」

花の女子中学生に吐けと言っているようなものです。

「じゃあ…これは…?」

なのはがそれを指さす。

「いいかもね、乗り物じゃないし。結構お腹の中の物消費できそうだし」

「お化け屋敷か…良いと思うよ?」

フェイトが、そう呟いた。

「それじゃぁ、決定や」

ということで中に入りました。


が、


「「ぎゃぁあああああ!!!」」

「うわぁぁあああ!!」

フェイトの右腕になのは、左腕にはやてがしがみつくようにして叫んでいた。
フェイトはぶっちゃけその声に驚いて声を上げていた。

入ったときはまだ二人でフェイトを取り合っているようなものだったが、想像以上の怖さに、二人とも大絶叫していた。
それもそのはず、これがギ○スにも載ってる世界で(といっても地球で)一番怖いとされてるお化け屋敷。

でもなんだか…

「しらけてきたわ…」

前の三人(二人)のうるささにアリサはため息をついた。
始めは恐怖を助長するものだったが、こうも連続的叫ばれるとどうも…。

 

「きゃあっ!!」

横からお化けが飛び出してきて、すずかはアリサに飛びついた。

「ご、ごめんね、アリサちゃん…」

そう言いながら、手を離さないすずか。なんだか嬉しくて、自分でも少し頬が赤くなるのが分かった。

「う、うで!!」

アリサはすずかに向かって腕を突き出した。

「?」

不思議そうにすずかがアリサを見た。

「怖いなら…しがみついても良いわよ…」

そっぽを向きながらもそう言う。アリサが横目で見るとすずかは花のような笑顔を見せた。

「ありがとう、アリサちゃん」

そう言って、キュッと緩くしがみついてきた。

お化け屋敷…結構良いかもね…。

結構雰囲気の出ている二人でした。

 

一方前の三人組。

「きゃああああ!!」

「うわあああ!!なのは!!撃っちゃ駄目!!撃っちゃ駄目だって!!」

「いやぁあああ!!」

「はやても!!ちょっと!!下が揺れてるよ!!」

恐怖のあまり魔法が飛び出る二人にある意味冷や冷やさせられっぱなしのフェイト。

「やっと二階だね…」

なのははまだギュッとしがみつきながら言った。そろそろ、腕に血が行かなくなりそうです。

「大丈夫。階段は危ないから何も出ないよ」

フェイトが二人を安心させるように言う。

「階段やのに?」

「それ…洒落で言ってる?」

階段を上りながら、少し落ち着いてきた二人は、そんなつまらないことを言う元気が出てきたらしい。

「これでどのくらい来たん?」

「う~ん…半分くらいかな?」

フェイトが腕時計で確かめる。まだ30分しか経っていない。かなりゆっくり進んでいるから、まだ半分だろう。

「いややなぁ…」

はやては可愛らしくフェイトを上目遣いで見上げた。流石の身長差。ベストポジション。

「それじゃあ、はやてちゃんはリタイアすれば?」

嫌みが見え見え、欲望が見え見えなのだが、フェイトには伝わっていないようだった。

「なのはちゃんこそ、リタイアせえへんの?」

にらみ合う二人。

「二人とも…無理しなくて良いよ?」

フェイトが苦笑いで二人に言う。

「「大丈夫だよ(や)!!」」

「はい!!」

怒られたようにフェイトはシュンとなった。


************


「フェイト…あんた…生きてる?」

「なんとか…ね…」

ベンチでぐったりしているフェイトをアリサが励ます。

「フェイトちゃ~ん!次あれ乗ろ~♪」

「フェイトちゃん!!私とあれ乗らへん?」

「凄まじく元気だね…あの二人……」

すずかは驚嘆の声をあげた。
そりゃあフェイト分ばっちりとったからね…。本人は相当吸い取られたみたいだけど。

と、アリサはこの友人の不憫さに涙を流しそうになった。


************


「フェイトさん!!あれ行きたいです!!」

キャロに引っ張られ、私は笑顔でそれについていく。エリオも少し照れながらも、手を繋いでくれていた。

「これ…?」

「お化け屋敷って言って、何か怖いお化けがいっぱい出てくるそうです」

それを疑問だと思ったのか、エリオが説明する。

「い、いや…知っているけど…」

「…嫌ですか?」

キャロが残念そうに少し目を伏せた。

「いや、大丈夫だよ?行こうか?」

「はい!!」

パッと顔を輝かせたキャロ。 

「エリオも行くよ」

「はい!」

少し緊張しているのか、強ばりながらも返事を返してくれた。

「大丈夫だよ。作り物なんだから」

フェイトはそう言って笑った。

 


フェイト、ある意味トラウマ克服。

 


Fin.




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