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今回はほのぼのテイスト。
やっぱりずっと気を張ったままじゃ、ヤマもオチもない話に…あれ?







出発して、三日。
まだ、本国は亡命したということに気づいていないらしい。
旅は順調だった。
それにもし気づかれたとしても、一つの小さな部隊を複数で追うのは戦力の無駄遣いだし、次元航行中の攻撃は他の世界に干渉してしまう可能性があるので非常に危険だ。そんなところで攻撃はしてこないだろう。

「どうかな?」

「はい、順調です。このまま行けば一ヶ月以内にはつくかと」

「うん、良かった」

私は船を制御している隊員達の中央にある自分の席に座った。

「隊長は戻られても大丈夫ですよ。あとは私達でしますから」

「でも、私が離れた時になにかあったら「ありがとうございます!」」

誰かが言葉を遮った。
驚いて振り返る。そこには彼女がにっこり笑っていた。でも、これは…

「な、なのは…?」

声がひっくり返りそうになったのは聞かなかったことにして欲しい。

「ほら、フェイトちゃん!!」

「ぐほっ!?」

椅子に座ったままで手を引かれて、脇腹を肘掛けに思い切りぶつけた。

「なのはぁ、ちょっと…ちょっとストップお願いちょっ……」

少し惨めな声でなのはに制止しているのも、聞かなかったことにして欲しい。
だが、なのははまるで怒ったイノシシのように歩みを止めない。

まあ、さっきの声色からして怒っているのだろうが。

「なのは…、何か怒ってる?」

何もない。
話し返してくれるどころか振り向きもしない。
ただ前へ前へと進んでいく。
これ以上無駄なことを喋って逆鱗に触れたら敵わないので、私は口を閉ざした。


更に歩いて、到着したのは自室だった。
私はなのはに引かれるまま、ベッドの上に座った。

「フェイトちゃん!!」

「…はい?」

「私と何を約束しましたか?」

「え、えと……」

何か予定あったかな?と考える。
その素振りに、なのははわざと大きくため息をついた。

「無茶しない、って約束したでしょ?」

「……私、無茶した?」

自分的には無茶したつもりなど微塵もないのだが。
でも、なのはから見たら無茶したように見えたのだろうか。

「してるでしょ!?三日間も寝ないで食事の時以外あそこに座りっぱなしで!!」

「いや、別に無理してる訳じゃ…「どう考えてもしてるでしょ!?倒れたらどうするの!?」」

うぅ、と低く唸って言葉をなくす私。
まあ、確かにそろそろ限界かなと思っていたが…。

「ごめんなさい…」

私は身体を縮こませた。

「……本当に分かった?」

「はい」

「じゃあ、今日はもう寝て?何かあったら起こすから」

「…うん」

まるで従順な犬のように、否、怒っている親に子が気を使っているように、だ。
私は素直にベッドに潜り込む。

気を張っている間は大丈夫でも、寝転がってリラックスすると、睡魔は容赦なく攻撃をしかけてきた。
ふあ、と欠伸が出る。

「ほら、やっぱり眠いんでしょ?」

「うん……」

既に寝惚けたような声に、なのはが苦笑する。

「おやすみなさい」

「ん…おやすみ……」

私はそれに逆らうことなく眠りについた。

 


************

 


「本当に……すぐ無茶するんだから……」

なのはは死んだように熟睡しているフェイトを見ながら、側にあった椅子に座った。
それは、なのはが最初に目が覚めたときに、フェイトが座っていたもの。

「一番問題なのは、無茶してるって自覚がないことなんだけどね……」

視線は自分が座っている椅子。
でも、思考は勿論彼女だった。

「フェイトちゃんのばか……」

以前とは完全に逆の立場に、笑みが漏れる。

私が、フェイトちゃんを守れるようになったんだ……。

否、守れなくても、少しは頼ってもらえるくらいにはなったらしい。
こんな無防備な寝顔を見せてくれるくらいなのだから。


それが、無性に嬉しい。


「もっと…頑張らなきゃね……」


もっと、彼女に近づけるように。

 

続く

次回くらいの戦闘で、デバイスの文字を某様が作られたミッドチルダ文字を使ってるんですが…文字化けとかしないのかな?

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