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フェイなの
グロイ、死ネタ、ダークの最悪三拍子。
覚悟が出来た方はどぞ

 
************



流れる血。

 

赤く染まる視界。

 

感覚がなくなっていく身体。

 

私はそのまま

 

墜ちた

 

 

 

可笑しい。

だって、今の今までなのはとヴィヴィオと一緒に笑いながら皆楽しく授業参観をしていた。

 


急に学校を襲撃し始めた無数の機械。

護るものが多すぎて、数人の魔導師では劣勢もいいところだった。

それでも、誰一人傷つかなかったはずだった。

逃げ遅れたのか、急に飛び出してきた数人の子供。

機械がその子に向かって一斉に無数の魔法刃をはき出した。

シールドを張って庇いながら、逃げるように促す。全員逃げたと思ったのに、腰が抜けたのか動けずにいる子が一人。

力強い一撃に、自分のシールドでは持たないことに気づく。だから私は彼を助けるべくソニックムーブで一直線に飛んだ。彼の前に立ち、シールドを張る。

少し抑制できたそれは、それでも私達に襲いかかった。とっさにその子を抱えて、飛ぶ。

 

すでに、左腕の感覚がなかった。

 

「フェイトちゃん!!」

はるか上空で応戦していたなのはが降下してくる。腕の中の男の子は、びっくりして声が出ないらしい。

「お姉ちゃ…!!」

「大丈夫、だよ……」

落ち着かせるようにあやすが、彼はしゃくりをあげたままだ。

「お姉ちゃ……腕っ…う、でがっ…!!」

「大丈夫…」

生暖かいものが身体からどんどん出ていくのが分かる。痛みよりも、ものすごい熱さが切り口を襲った。

身体に…力、入らない……

そう思った途端に、身体が浮力を失い、落下していく。

「フェイトちゃん!!」

さらになのはがスピードあげて戻ってくるが、機械達がそれを阻んだ。私は彼に衝撃が行かないように片腕でギュッと抱きしめた。


ゴッ


鈍い音と共に、意識が飛びそうになる。あばら骨が何本か折れたのが分かる。それが内臓に刺さったのか、吐き気がわき上がり、そのまま口からそれを出した。
大量に流れ出したそれは、地面を赤く染め上げた。

「早く…」

それしか言えずに私は彼を腕の中から押し出した。

「お姉ちゃん…!!」

「早く……!!」

強く言うと、彼はすぐに言うことを聞いて皆の下へ向かった。
その途中、数台の機械達が彼の方へ向かう。私は無理矢理魔力を発して、こちらに引きつける。

引きつけることが出来たのはいいが、それらは容赦なく攻撃してくる。閃光が幾つも私を貫き、吹き飛ばした。

身体の下に血溜まりになっているであろうことが分かる。


もう身体の感覚がない。動かない。

なのはが叫んでいるが、もう何を言っているのかも分からない。

私はそのまま目を閉じた。


ごめんね


そう呟いて。

 

************


やっと応援が来て、私はフェイトちゃんの元へと向かった。
白かったマントを真っ赤に染めて、黒い服にもドロッとしたものが張り付いている。

「フェイトちゃん…!!」

抱きかかえた身体にはいつもの温もりがなかった。
ボロボロと涙を流しながら、何度も何度も呼びかける。
それでも、彼女は返事をしてくれなかった。

医療班が彼女を連れて行くのをただ呆然と見ていた。
ここがまだ危険だと言うことも忘れて。

「なのはちゃん!!」

誰かに呼ばれて振り向く。私はその顔を認識できないまま意識を落とした。


************


気がつくと、私は病院のベッドにいた。傍にはスバルとティアナ。

「大丈夫ですか!?」

起きた私に気づき、心配そうに顔を覗いてくる。

「大丈夫だよ」

そう言って起き上がった。少し打撲などはあるが、そこまで怪我をしている訳じゃない。怪我をしているのは…。

思い出して、バッとスバル達の方に振り向く。

「…っ、フェイトちゃんは!?」

二人はそれを聞いてお互いに一度視線を合わせて私から視線を外した。

「ねぇ、フェイトちゃんは!?」

嫌な予感ばかりだった。でも返答はない。

私は答えない彼女たちを放ってベッドから飛び出し、走り出した。後ろから呼び止められるが、そんなのしったこっちゃない。

「フェイトちゃん!!」

叫びながら病院を駆け回る私は、精神異常の患者に見えたかもしれない。
そのまま走り続けていると、大声に気づいたのか、はやてちゃん達が一つの病室から出てくるのが見えた。

私は彼女たちの制止を無視して、そのまま中に転がり込んだ。


「フェイトちゃっ……!?」

 

信じたくなかった


でも


彼女は


白い布を顔に被せられて


横たわっていた

 

足が震えて力が入らなくなる。崩れ落ちそうになるのをはやてちゃんが抱き留めてくれた。


「ふぇ…いと……ちゃん?」

嘘だって言って欲しかった。何でもないよっていつものように笑って、抱きしめてもらって。
体中に巻かれた包帯。それなのに、医療器具は何も付いていなかった。

私はゆっくり近づいて、その布を取る。

綺麗だった。

でもその顔にいつもの色はない。

それでも、信じられない。受け入れられない。

「フェイトちゃん…!!起きてよ!!」

彼女は寝起きが悪いから、ちゃんと起こしてあげないと起きてくれない。

「ねぇ、フェイトちゃん!」

身体を揺さぶる。変に硬直した身体が左右に揺れた。

「フェイトちゃん!!」

「なのはちゃん!!」

居たたまれなくなったのかはやてがなのはを引き離そうとする。それでもなのははそこに張り付いたように動かない。

「ほら…早く起きないと、もうご飯食べれなくなっちゃうよ?ねぇ…」

チュッと軽くキスをした。いつも起きてくれないときによくしていた。でも、触れた唇は死人のように冷たかった。

「フェイトちゃん…フェイトちゃん……!!ふぇいっ…ちゃっ!!」

涙が流れ出す。

「なのはちゃん…!!落ち着いて…!!」

発狂したように声を上げる私をはやてちゃんが抱きしめる。でも、私が欲しい温もりはそれではなかった。
今欲しいのは、この人の温もりだ。

でも、それはもうこの世にない。


守れなかった


一番大切なものを


かけがえのないものだったはずなのに


いつも私を守ってくれた彼女を


守れなかったんだ


「はやて…ちゃん?」

「…なんや?」

優しい声、

「フェイトちゃん…幸せだったのかな?」

「そりゃ…そうやろ…?なのはちゃんは…幸せやったろ?」

「でも…私、もう幸せになれないよ」

「…」

「何で…おいていっちゃったの?」

動かない彼女に問いかける。

「一緒にいなきゃ…いけないんだよ?約束したじゃない。ずっと一緒にいるって。ちゃんと帰ってくるって…」

それでも彼女はもう動かない。

 

 


私はその場で声がかれても泣き続けた。

 

Fin.



こういうネタ結構好き

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