「フェイトちゃっ…!!ちょお待って…!」
ベッドに担ぎ込まれて、はやては冷や汗をかいて言った。
フェイトはそんなはやてを無視して、深く口付ける。
「むぅっ…!」
淫靡な音が口内を占領する。
「駄目…?」
子犬のような上目遣いにドキッとした。
先程の強引さはどこへいったかと思うほどだ。
「あかん…訳やない」
そう言うと、パッと顔を明るくして、軽く口付けてきた。
いつまで経ってもあの顔は慣れない。
「んっ…!!」
生暖かい舌が、はやての身体を這い回る。
「服、脱がせるよ?」
短くそう言って、はやての衣服を脱がしていく。
自分自身の服もベッドの横にまき散らしていった。
「はやて…」
低く暖かい声が、はやての身体に響いた。
肉食動物のようにギラギラした両眼が、はやてを見つめている。
フェイトはそのまますぐに胸の突起を弾いて遊び始めた。
「んぅ…はっ…」
いきなりの快感に、身体も心もついていかない。
それでも声を抑えようと、両腕を顔に持っていった。
「んあっ…!!」
乳首の片方を咥えられて、思わず声を出した。
「きもひいい?」
「や、ぁっ…はなさん、といてぇっ…!」
微妙な刺激でさえ、快感を伝えてくる。
フェイトはそれを嬉しそうに見ると、その突起を吸い上げ、もう片方は先端を弄りながら全体を揉んだ。
「ふあっ…や、やめっ…いうた、のにっ!!」
「だって、離さないでっていったから…」
「そ、そっちじゃなっ…!!」
分かっていて、わざとそっちの意味で取ったのだろう。
腕の間から見える紅い瞳は、弧を描いていた。
「ふっ…ん、んっ…!」
弄られるたびに、下腹部にもどかしさが溜まっていく。
はやてはは無意識に腰をフェイトに擦りつけていた。
「どうしたの?はやて」
この顔は分かってる顔だ。
でも、こういう時のフェイトはかなり意地悪だ。絶対言わなければしてくれないだろう。
はやては呼吸を落ち着けようとするが、彼女の手は休むことなく動いている。
「あ、やっ…もう…!!」
言葉が続かない。そんなはやてを意地悪な笑みを浮かべてフェイトは見ている。
「何?聞こえないよ」
「ほしっ…!ほし、い…んっ!!」
「何が?」
「やか、あぅっ…!やから…!!」
段々泣きそうになってきた。
フェイトはその様子に苦笑すると、目尻に溜まった涙を吸い取った。
「意地悪すぎたかな?ごめんね…」
フェイトはそう言うと、舌ではやての身体を巡りながら、顔を下腹部まで下げていく。
「気持ちよかったんだ…?」
はやては懸命に頷いた。
「…良かった。嬉しいよ」
そう言って、はやての秘部に舌を伸ばした。
「ふあぁっ!!」
来て欲しかった刺激がようやく来て、はやては大きな声を上げた。
「うん、もっと声聞かせて?」
はやては言われるままに手を顔からどけて、フェイトの頭を押さえる。
フェイトはそれに合わせて、はやての陰唇を嘗め上げる。
ピチャ、ピチャ、チュル
「あ、やぁっ…!!ぁんっ!!」
「可愛い…はやて」
フェイトは舌先を尖らせて、顔を出している蕾をクリクリと弄った。
「あ、あっ!!やっ!!やぁああっ!!」
ピンポイントから来る激しい快楽に、はやては一瞬目の前が真っ白になったのが分かった。
フェイトの髪をクシャリと掴む。
「イったの?」
フェイトの声も何だか遠い。意識が落ちてしまいそうだ。だが、それは別の快楽で止められた。
「は、んっ!?」
指がはやての膣に差し込まれたのだ。
「はやて…」
中で指が動き出す。始めは緩く、段々強く擦り上げて。
「んっ、あぁっ!ふぇい、と…ちゃっ!!」
哀願するようにフェイトに向かって手を広げる。
その意図を理解して、フェイトは上に戻ってきて、はやてを抱きしめた。
再び深く口付ける。
…チュル…クチュッ…
「むぅっ…ふっ、は、ぁっ」
フェイトははやての舌の味を楽しみながら、入れていた指を二本に増やして、貫いた。
「んんっ!!ん~っっ!!!」
フェイトの下ではやてが痙攣する。フェイトは指をそれに合わせて緩く動かして、嵐がやむのを待った。
「ぷはっ、あ、は…」
「はやて…?」
優しく頭を撫でながら呼びかける。
「ふぇいと…ちゃん…」
「ん?」
「ねむい…」
最近は殊更忙しいのに、無理をさせてしまっただろうか?
目をゴシゴシ擦る様は、幼い子供のようで可愛かった。
「それじゃ、このまま寝よう?」
フェイトが抱きしめて背中をさすっていると、すぐに寝息が聞こえた。
それを確認すると、フェイトも眠りの世界に入ろうと目を閉じた。
愛おしい人の温もりを感じながら。
Fin.
はやてはおねむの時相当可愛いと思う。
フェイトは寝起き。